焼き芋は好きですか・・・?
そして、焼き芋に専門店があることをご存知でしょうか・・・?
実は、コロナ禍真っ只中の2020年の年末、人形町につぼで焼く焼き芋専門店「えんむすび」がオープンし、そこの焼き芋がとろっとろに甘くて美味しいと評判なので、早速伺ってきました。
日本橋新聞
「つぼで焼く焼き芋がとろとろに甘くて美味しいとお伺いしました。この甘さの秘訣は何になるのでしょうか・・・?」
店長の豊田さん
「サツマイモ自体の甘さと、つぼで焼くことで引き出す甘さの2つが理由です。
サツマイモ自体の甘さは、「紅はるか」と「シルクスイート」の2つのサツマイモを主に利用しています。両方とも一般的なサツマイモより糖度が高く、とろっとろの甘さを感じることができます。
特に「紅はるか」の方が甘く、ねっとりとした食感が特徴です。一方で、「シルクスイート」は、しっとりとした滑らかな触感が特徴になっています。」
以下は、えんむすびさんのインスタ投稿。毎日、とても美味しそうなつぼ焼き芋を投稿されています。
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店長の豊田さん
「そして、つぼで焼くことで、さらなる甘さと美味しさを引き出しています。
つぼで時間を掛けて焼くことで、多くのデンプンが麦芽糖に変化し、甘みを引き出すことができます。うちの場合、90分から120分ほど時間を掛けており、とても丁寧に愛情を込めて焼いています。
そして、ただつぼにお芋を入れておけば焼き上がると言った簡単なものではありません。
その日の『気温』『湿度』『炭の状況』『火のコントロール』を把握して焼き上げており正解はないのです。
毎日が答え合わせの中で、いかに美味しく完璧なお芋をご提供するかが我々の魅力でもあると考えています。」
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日本橋新聞
「豊田さんは岐阜出身とおっしゃっていましたが、なぜ人形町でお店を出そうと思ったのでしょうか・・・?」
店長の豊田さん
「実は、これまで25年間岐阜で暮らしていて、会社員をしている中で、自分で商売を始めることは将来のビジョンとして考えていなかったです。
ましてや、結婚していて、小さい娘も二人います。そして、このコロナ禍で飲食店を始めるなんてなおさらです。
ただ、石焼きではなく、つぼで焼く焼き芋に魅力を感じ、まだあまり認知の少ない『つぼ焼き芋』を皆さんに食べて知ってもらいたいそんな思いと、男である以上、大都会東京でこれで勝負がしたい!それだけの思いで、雰囲気がとても良いと感じた人形町にやってきました。
家族や妻のご両親、地元の友人も応援してくれ、そして、家族と小学校の同級生の一人は、岐阜から一緒に人形町までついてきてくれ、同級生はスタッフとして働いてくれています。
人生を掛け、本当に1本1本愛情を込めて、毎日焼かせて頂いています。
つぼで焼くことで焼き芋のポテンシャルを120%に引き出せると考えています。一度食べて頂けると、これまでの焼き芋のイメージを覆すほどの味だと思うので、ぜひ一度足を運んで頂けると嬉しいです。」
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つぼ焼き芋 えんむすび
東京都中央区日本橋人形町2-1-7
月~土 12:00〜19:00(ただし、お芋さんがなくなり次第終了)
※ただし、日曜日営業、月曜日お休みの時などもあるので、詳細な営業日はインスタの営業カレンダーに記載
インスタ:https://www.instagram.com/tuboyakiimo_enmusubi/
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