マルエツプチ小伝馬町駅前店閉店で考える僕らが欲しいスーパーマーケットとは。そしてたくさんの思い出をありがとう!

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みんな大好きマルエツプチ小伝馬町駅前店が、ついに閉店してしまいました。

個人的には、子どもと一緒に行くことが多く、カレーの材料を子どもと一緒に買ったりと、お肉や野菜などを買うときはマルエツプチ!という感じだったのと、数年以上お世話になり、思い出もたくさんある場所なので、非常に残念です。

一方で、パンやバナナなど、コンビニの品揃えも最近は増えてきているのと、トイレットペーパーやティッシュなどはドラックストアやAmazonの方が安いときもあり、マルエツプチに全ての買い物を依存しているかというと、使い分けをしている感じでした。

そんな中、マルエツプチさんを運営しているユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスさんの会社のページを見ていると、以下のような記載があり、150%を越える電気料金の高騰などによりなかなか大変な様です。

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〔今期の業績〕
当期は、世界的なサプライチェーンの混乱や為替変動により輸入資源や原材料が高騰し、電気料を始めとしたエネルギーコストや食品を含む多くの生活物資の価格を押し上げるインフレへと急速に移行し、消費マインドが大きく冷え込む状況となりました。こうした環境変化の影響により、当連結会計年度における連結業績は、営業収益が7,086億90百万円(前期は7,164億7百万円)、営業利益が63億84百万円(前期比47.5%減)、経常利益が65億36百万円(前期比47.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が13億36百万円(前期比75.1%減)と、減収減益となりました。


当社グループは、こうした状況に対し主力商品の価格抑制やPB商品の拡大などで商品の価格維持に努め、家計をサポートするさまざまな販促施策に注力してまいりました。また運営面でも電気使用量の徹底した抑制やその他のコストの抜本的な見直しに取り組みましたが、前期に対し150%を超える電気料金の高騰を吸収することがかなわず、利益が想定を大幅に下回る結果となりました。

https://www.usmh.co.jp/wp-content/themes/usmh/files/20230411151/Ust_20230411_151_1.pdf
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そのため、

・マルエツプチ小伝馬町駅前店周辺は、新しいドラッグストアや新しいスーパーなどがどんどんできて、人口は増加傾向なものの、売上はあまり伸びていない(もしくは、減っている)

・そんな中、電気料金高騰などで、コストはどんどん高くなっている

・全社的にも経営が苦しくなってきているので、選択と集中しよう!

といった感じなのかなと思います。

いち消費者としては、何年も利用させてもらっていたスーパーで、思い出もあるので寂しいですが、会社視点では致し方ないことなのかなと。

とはいえ、この構造はどこのスーパーマーケットも同じなので、よく言われる「差別化」や「独自の価値」みたいなのが重要になるわけですが、「値段」や「品揃え」で差別化が付けにくくなっている昨今、なかなか難しいテーマです。

マルエツプチを使っていて子どもが喜んでいた独自商品の一つで、店頭にあった焼きたての焼き芋。あの焼き芋を買いたいがためにマルエツプチに行こう!という時期はあったりしたので、「そこでしか買えない商品」というのはやっぱり良いなぁと思います。

あとは、定員さんとのコミュニケーション。我が家は小さい子どもが2人いるのですが、定員さんが積極的に話しかけてくれて、子どもは嬉しそうでした。こういうのは地域密着のスーパーとして良いなと思います。

そして、地味に嬉しいのは、中央区で発行している「ハッピー買物券」に対応していること。意外と対応していないお店が多かったりするので、ちゃんと対応してくださるのはすごく嬉しいです。

マルエツプチさんの跡地に来るお店を楽しみしつつ、しばらくはマルマンストア馬喰町店など、他のスーパーを活用する形になりそうです。

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