本格手打ち蕎麦を食べるだけでなく観て味わえるお店が東日本橋に!

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機械で作る「蕎麦(そば)」が増えてきている昨今、日本が誇る伝統文化である「手打ち蕎麦」を食べるだけでなく、打っているところを観ることができる蕎麦屋さんが東日本橋にあるとのことで、さっそくお伺いしてきました。

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(手打ち蕎麦 たむらさんの外観)

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(入り口近くに蕎麦を打つところらしきものが、これが噂の・・・!?)

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お話をお伺いしたのは店長の田村さん。出身は新潟。実家もお蕎麦屋さん。座右の銘は、「苦労は買ってでもしろ」。

日本橋新聞
「本日はよろしくおねがいします!早速ですが、あそこで蕎麦を打っているんですか?」

田村さん
「そうです。うちの店のコンセプトは、「手打ちそばの魅力を一人でも多くの人に知ってもらいたい」 という想いでやっています。」

「昨今だと、機械でも蕎麦を作れてしまい、そうすると、手打ち蕎麦がどんどん廃れていってしまう可能性があります。」

「蕎麦作りの様子を多くの人に知ってもらい、少しでも魅力に感じてもらえる人を増やしたくて、蕎麦を打っているところを観せられるレイアウトにしました。」

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(子どもが食い入る様に観ています。)※FBページより

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(キレッキレの田村さん)※FBページより

日本橋新聞
「素敵ですね。素人だと、手打ち蕎麦と機械の蕎麦の味の見分けがつきにくい部分もあるかと思いますが、手打ち蕎麦の魅力はどのようにお考えでしょうか・・・?」

田村さん
「香りとコシですね。打つ人によって差がでるんですよ。それが逆に良さだと思っています。その日のコンディションによっても変わってきます(笑)でも、それが人である意味 かなと思っています。」

日本橋新聞
「なんか深いですね。ちなみに、「香り」って具体的に、どんな違いがあるんですか?」

田村さん
「よく風味とかって言うんですけど、そばをつるって入れるときに鼻にフワッと抜ける香りもありますし、噛んでいくとだんだん出てくる風味もあるんですよ。」

「その種類は、粉の特徴にも依存するので、粉の種類によって、打ち方を変えたりして、いろんな香りを楽しめるのが手打ち蕎麦の特徴だと思っています。」

日本橋新聞
「そうすると、手打ち蕎麦は、打つ人によって、香りやコシの違いを楽しむことができるんですね。」

田村さん
「なので、常連さんの中には、「今日、店長が蕎麦打ったでしょ?」と、分かる方もいらっしゃいますね(笑)」

日本橋新聞
「でも、それだけこだわりがあると、お値段がやっぱり結構するんですか?」

田村さん
「いえ、うちはできるだけ多くの人に手打ち蕎麦を食べて欲しいので、工夫を重ねて、他のお店よりリーズナブルに提供できるように努力しています。」

「初めての人に一番食べて欲しいのは、「せいろそば」になるのですが、手打ち蕎麦をこの値段で提供できているところは、なかなか少ないと思います。」

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(せいろそばの器に、そば打ち道具の「こま板」を使っているのは、ちょっとしたこだわり)※FBページより

日本橋新聞
「600円は、めちゃめちゃリーズナブルですね!」

田村さん
「そして、ランチであれば、炊き込みご飯も無料で付けています。」

「実は、オープンして1年目がとても苦労して、ずっと赤字続きだったのですが、あまりお客様のニーズを捉えることができていなくて、お客様に受け入れられていない時期がありました。」

「ランチとしては、値段が少し高かったり、料理の提供速度が遅かったり、ボリュームが少なかったりと、そういうことが徐々に積み重なってお客様が遠のいていく時期がありました。」

「そして、子どもが二人いるのですが、家のこともなにもできなくなって、店長との両立に限界が来てしまって、一時的に店長を変わってもらったこともあります。」

「そんな中、お客様が何を求めているかを改めて突き詰めて考えたり、スタッフの育成面も強化したりして、少しずつ変えていったことが、ランチの値段を少し下げたり、炊き込みご飯を無料で提供したり、といった取り組みになります。」

「また、赤字続きだったり、一時的に店長を変えてもらったりと、そんな状況の中でもずっと期待し続けて頂いている会社や社長には、本当に感謝しています。」

日本橋新聞
「ところで、あの樽はなんですか?」

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(ひときわ存在感を放つ酒樽)

田村さん
「地元の新潟のお酒なんですが、すごく美味しいお酒です。」

「そば屋さんで日本酒と言ったら樽酒というイメージがあったのと、樽だと詰めている期間によって風味が変わるので、飲むタイミングによって変化があることを、お客様に楽しんでもらいたいな、と思っています。」

日本橋新聞
「他にお店として、大事にしていることや、こだわっているポイントはあるのでしょうか?」

田村さん
「一年目の苦労もあったので、お客さん目線を忘れないことは、一番大事にしています。また、1回で打つ蕎麦の量が多いことは、当店の強みだと思っています。」

「お客さん目線を忘れないことに関しては、家とか、自分が外に食べに行ったときに、こういうのがあったらもっと良いな、とか、これはうちのお店だったらどうしよう、とかを常に考えるようにしています。」

「1回で打つ蕎麦の量が多いことに関しては、通常より技術力がいるのですが、これができることで、接客など、他のことに時間を使うことができ、お客様のためになる時間をより多く作ることができています。」

 

記事を見てくれている方へのメッセージ

日本橋新聞
「最後に、記事を見てくれている方へのメッセージをお願いします。」

田村さん
「記事を見た方が、そば食べたいなという気分になってもらえたりすると嬉しいです。近くのそば屋でも良いので、手打ち蕎麦屋さんに、ぜひ食べに行って、こんな時期だからこそ日本の文化を感じてもらえると嬉しいです。」

「食を勉強していると、日本の食文化を教えてもらうことが多いです。そうすると、日本というのはすごいと感じることがたくさんあります。食を通して、日本の文化の良さがずっと残って行くと良いなと思っています。」

「そして、実は、最終的に、海外にそば屋を出したいと思っていて、海外の人にも、日本文化の良さを知ってもらいたいと思っています。」

「そう考えるようになったのは、実家がそば屋というのが大きくて、恩返しじゃないですけど、親にそういう風にがんばって育ててもらったので、なんか、自分ができることないかな、と思ったときに、手打ち蕎麦の文化が広がることで、親がやってきたことを、繋いで行きたいと思っています。」

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手打ち蕎麦 たむら

〒103 – 0004 東京都中央区東日本橋3-10-9
営業時間:11:00〜22:00
定休日:無休(たまに休みです)
Facebookページ:https://www.facebook.com/soba.tamura/
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